柔軟仕上げ剤等に含まれる香料の成分表示を!!

「柔軟仕上げ剤等家庭用品に含まれる香料の成分表示などを求める意見書」を小平市議会に提出しました。

私たちの身の回りには様々な家庭用品があり、最近では香り付きの洗濯洗剤や石けん、消臭除菌スプレー、制汗剤、文房具に至るまで広く販売されています。
その中でも柔軟仕上げ剤は2008年頃に海外から香りの強い商品が日本市場に入ってきたことがきっかけでブームとなりました。そのブームにより香りが強いもの、何週間も香りが続くものが日本でも商品開発され様々な商品がドラッグストアなどの店頭に並んでいます。
そのことを裏付ける数字として、柔軟仕上げ剤の販売量は2008年の24.8万トンから2017年には39.8万トンと9年間で1.6倍も増えています。

PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)に寄せられる「柔軟仕上げ剤の匂い」に関する相談件数も2008年度は14件でしたが、2012年には65件となり、日本消費者連盟が2017年に行った電話相談「香害110番」では二日間で213件の相談が寄せられました。
柔軟仕上げ剤などに使われる香料成分は数千種類あるとされ、事業者はそれらをブレンドして特徴のある香りを作っています。また香りを何週間も長持ちさせる高残香性柔軟剤はマイクロカプセル、いわゆる香りのカプセルに香りの粒を包み、摩擦や刺激によりカプセルを破裂させることにより中の香り成分が出てくる仕組みです。このマイクロカプセルの原料の中にポリウレタン樹脂が含まれており、イソシアネートを放出させます。このイソシアネートはごく希薄な吸入でもアレルギー性喘息や中枢神経・心臓血管系の症状を引き起こす毒性化合物であり、トルエンの1万倍の毒性があるとされ、欧米では厳しく規制されていますが、日本では生活環境での規制はなく、成分表示についても義務化されていません。(柔軟剤のマイクロカプセル特許の中に明記されている)。
これらの香料成分により、頭痛やめまい、吐き気、全身倦怠感などの健康被害の訴えが相次ぎ、新たな化学物質過敏症として問題となっています。

日本医師会が発行している「健康プラザ」ニュース(2018年10月発行)でも香料により体調不良を引き起こす人がいること、また香料を使った製品は育児、保育の現場でも使用されており、不調を訴えることのできない乳幼児に将来どのような影響があるのかを心配し、注意喚起を行なっています。

香りには人の気持ちを和らげてリラックスさせる働きや、人の記憶と深く結びついていてある香りを嗅ぐと過去の記憶が蘇ることがあるとも言われています。すべての香りを否定するわけではありませんが香料に含まれている化学物質などにより健康被害を起こしている人が増えているのは事実であり、他人の使っている柔軟剤などで健康被害を起こしてしまうのは受動喫煙と同じ性質をもっていると考えます。また、好んで使用していたとしてもある日突然発症することもあるとのことです。誰でも発症する可能性があることを考えると予防原則にたち、対策を講じていく必要があります。私たち消費者はその商品に何が含まれているのか(使われているのか)という情報を知る権利があります。そのためにも現在表示義務のない柔軟仕上げ剤や消臭剤等を「家庭用品品質表示法」の指定品目にすること、香料の成分表示を義務付けること、国民生活センターでの香りによる害についての情報提供や相談窓口を設置することを国会及び関係省庁に求めます。

*香りの害については2018年にも一般質問し、書いています。
➡ 香りがもたらす害・香害の健康被害について

日本医師会発行のニュースでも取り上げられている