子どもや若者が担う家族介護、ヤングケアラーについて①

ケアラー支援条例をつくる市民ワークショップで発表。ヤングケアラー含め地域で支援する必要性を話しあった

ヤングケアラーとは18歳未満の子どもが親や祖父母、きょうだいなどの介護や看護、見守りなど、大人が担うようなケア責任を引き受けて行なっている子どもたちのことです。
少子高齢社会になり介護が必要な高齢者は今後益々増えていきます。それは介護をする人も増えていくことを意味します。また今後在宅介護が増えていくことも予想されます。家で介護をする人の負担が大きくなれば子どもにまでその負担が及ぶ可能性も大きくなります。
ヤングケアラーの問題について教員や関係機関など大人たちが理解することは必要ですが、同時に子どもたち自身もヤングケアラーについて知ることは必要です。以前、親や祖父母の介護や看護などを行なっていたヤングケアラーの人たちは自分がヤングケアラーだと知ったのは看護や介護が終わった後だったとの意見が多数ありました。彼らはケアを行なっている時にヤングケアラーだと気づいていれば支援を求めることもできたし、自分の気持ちも違ったはずと振り返っています。
子どもたちが状況を理解しないままケアを行う生活を当たり前と思い、だんだんと負担が重くなり子どもらしい生活を送れなくなってしまうことのないように、ヤングケアラーについて知ることが大切です。

日本ケアラー連盟などの調査によるとケアをしている平均年数は7年間でした。大人が仕事や家庭を持ちながら7年間の介護を行なっていくのも大変です。しかし、成長期の子供にとって、学校生活を送り、受験や就職などのライフイベントがある時期に負担の大きすぎるケアをすることはその後の子どもの人生に大きな影響を与えることもあり配慮が必要です。教育委員会や健康福祉部、子ども家庭部など関係する部署が協力をして子どもの育ちを第一に考え、ケアをしていたとしても子どもとしての生活が送れるような支援体制を作っていくことを12月定例議会の一般質問で要望しました。