遠くて身近な海洋汚染、マイクロプラスチック削減に向けて

2018年12月11日 23時37分 | カテゴリー: 活動報告, 環境・まちづくり

大量生産されるプラスチックによる影響とは

海岸に打ち寄せられたゴミにはプラスチックが多く含まれていた。

軽くて形も自由に変えられ値段の安いプラスチック製品は私たちの生活の中に当たり前のように存在しています。世界でのプラスチック生産量はこの50年で1500万トンから3億1100万トンと20倍以上急増しています。
2015年ウミガメの鼻にストローが突き刺さった痛々しい動画がきっかけとなり海のプラスチックごみは深刻な海洋汚染として多くの人に認識されるようになりました。
海に漂流、漂着したプラスチックは紫外線や波、風により粉砕され5mm以下のマイクロプラスチックとなります。また、洗顔料や歯磨き粉に含まれるマイクロビーズは粒子がとても細かいため下水処理を通り抜け海にまで流れ着いてしまいます。これらのマイクロプラスチックをプランクトンや魚が餌とともに食べ、食物連鎖で私たちの食卓へと繋がってきます。身近なところでは東京湾のカタクチイワシやムラサキガイの中からマイクロプラスチックが見

市役所ロビーで開催された「ごみ減量の取組と課題」のパネル展示では市民の意識アンケートを実施。

つかっています。

環境汚染や生態系への影響が懸念されるマイクロプラスチックを市としてどう認識しているか質問をしました。市としても海洋の生態系に悪影響を与え、人の健康にも潜在的に影響を及ぼす可能性のある極めて大きな海洋環境の問題であると認識している、そして漂流物の原因となる廃プラスチック類の減量とリサイクルに積極的に取り組んでいくとのことでした。

プラスチックごみを減らしていくために
小平市は海から遠く離れており、河川もないため海洋で起こっているマイクロプラスチックの問題は一見遠い存在のようです。しかし日常的に使っているプラスチックは海に繋がっていると意識してほしいと思います。来年の4月から小平市でも家庭ごみの有料化と戸別収集が始まります。プラスチックが一番多く使われるのは容器包装プラスチックです。それを減らしていくためにはリデュース、リユース、リサイクルの3Rの取組みが必要になります。大手コーヒーチェーンではプラスチック製のストローを廃止する動きも出ています。私たちは必要のないものは貰わないという心構えも必要になってくると思います。

買ったお店に戻そう

市役所ロビーで開催された「ごみ減量の取組と課題」のパネル展示では市内スーパーの3Rの取組状況が紹介されていた。

小平市ではエコショップ認定制度を創設し、店頭回収や簡易包装などの取組みを行なっているスーパーなどを市民に周知していくとのことです。これは生活者ネットワークが、「ごみの発生抑制を進めるためにリユース容器やデポジット制度を導入する店を表彰すること」を提案し続けてきたことが実現したものです。
現在、市のHPには市内主要スーパーの「3Rの推進に関する取組み状況調査」の結果が公表されています。市民の皆さんにもご覧いただき、取組みを行なっているスーパーで買い物をする、店頭回収できるものはお店に持っていくことをしていただきたいと思います。日頃使っているプラスチック製品が環境に負荷をかけていること、一人一人の心がけでプラスチックゴミは減らすことができると考えることが大切です。

生活者ネットワークは環境に負荷をかけない暮らしについて今後も取り組んでまいります。